4月9日に放送の「マツコの知らない世界SP」は東京ディズニーシー!
年パス所有歴20年以上(!)の俳優 風間俊介さんが、「東京ディズニーシーの世界」を超ディープな視点から大紹介してくれました。
地質学者や建築史家と共に、プロメテウス火山やホテルハイタワーの分析をする姿が「まるでブラタモリ!」とSNSでも大きな話題になっています。
というわけで、番組で紹介された「東京ディズニーシーの世界」の内容を早速チェック!
この後よる8時54分からは『マツコの知らない世界SP』。
今回は、いつもより3分早くスタート! ここは世界遺産! 風間俊介さん熱弁「東京ディズニーシーの世界」マツコさんとダッフィー。 そして唐揚げの衣に大革命! 全国激ウマ11品! さらに日本にこんな絶景が! 滝の世界 #tbs pic.twitter.com/MfN3EfxHL6
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) 2019年4月9日あ
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はじめに
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風間さん考察!
「東京ディズニーランド」
「東京ディズニーシー」
2つのパークの違い
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ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートには、
日本がテーマのエリアがある!?
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7つの冒険が待ち受ける!東京ディズニーシーの基本情報
メディテレーニアンハーバー | 南ヨーロッパの港町 |
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アメリカンウォーターフロント | 20世紀初頭のアメリカの港町 |
ポートディスカバリー | 時空を超えた未来のマリーナ |
ロストリバーデルタ | 1930年代の中央アメリカ |
アラビアンコースト | アラビアンナイトの世界 |
マーメイドラグーン | 人魚姫アリエルと仲間たちの海底王国 |
ミステリアスアイランド | 1873年の南太平洋に浮かぶ火山島 |
世界中の街並みを楽しめる東京ディズニーシー。
今年で開園18周年になる東京ディズニーシーは、世界で唯一の海をテーマにしたディズニーパークです。
園内では美しい景色や、お酒を楽しめるので、子どもだけでなく大人にも大人気ですよね。
町の歴史をめぐるよりディープなめぐり方
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正午ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテで食事をしながら南ヨーロッパの景色を堪能
2階のテラス席からの眺めが素晴らしく、
マツコさんも「あたしもあっちで食べたかった〜!!」と絶賛!参考:マツコさんがテレビ朝日の番組「夜の巷を徘徊する」で食事をした場所はリストランテ・ディ・カナレット
20世紀のはじめ、ザンビーニ家の3兄弟がワインとオリーブの圧搾所を改装して開いたレストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」。店内には、出荷を待つワインの樽や木箱が所狭しと並べられています。#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/YwPGqdMBKL
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午後2時昔のニューヨークの街並みを味わいながらホットドックを頬張る
鮮やかな黄色が目立つフードワゴンは「デランシー・ケータリング」!ホットドッグの背景に描かれた青いリボン状の帯には“Prize Winning(賞を受賞)”の文字が。ニューヨークの雰囲気は、ホットドッグを食べられる場所なくしては完成しませんね。#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/MENSbOVFUZ
デランシー・ストリートは、ニューヨークにも実在する通りで、商業広告が多いことで知られています。
この街並みから、20世紀初頭の当時のニューヨークの歴史が分かるのです。20世紀初頭のニューヨークは、ガス灯から電気灯に移行する時代でした。
その他にも、地下鉄や車が普及し、路面電車は衰退していった時代。
休日になると通勤に使ってた人たちが電車を乗ってくれなかったのです。鉄道会社はその打開策として、休日に路線を利用してもらうため終点に遊園地(ルナ・パーク)をつくりました。
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東京ディズニーシーのデランシー・ストリートでは、メインストリートは電気灯でも、1本奥の道はまだガス灯が残っていたり、
ブロードウェイ・ミュージックシアター付近のかつて路面電車が通っていた線路を辿っていくと、当時のニューヨークと同様「トイビル・トロリーパーク」が路面電車の終点にある遊園地になっているなど、
昔のニューヨークの街並みを今でも体験(学習)することができます。「トイ・ストーリー・マニア!」がある、トイビル・トロリーパークを“トロリーの運営会社が作った遊園地”という視点で見てみると、新しい発見があるかもしれませんね。ここには、トロリーのルートが描かれた路線図もあるんですよ!#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/qMHZ03ADtJ
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午後4時「ペンデュラムタワー」で地球の自転を確認
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午後5時「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」に乗ってここでしか聞けない名曲を堪能
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午後7時パーク内のレストランで夕食後、帰宅
作り込みが凄い!ディズニーシーの建造物
東京ディズニーシーのシンボルでもあるプロメテウス火山と、タワー・オブ・テラーというアトラクションにもなっているホテルハイタワーについて、風間俊介さんと専門家の先生方がタッグを組んで解説。
あまりのディズニー側の作り込みに、マツコさんも思わず、「ディズニー 怖い・・・!」と慄いていました。
地質学者も驚愕!プロメテウス火山はこうして出来上がった!
東京ディズニーシーに雄大にそびえるプロメテウス火山。
静岡大学の小山真人教授は、プロメテウス火山はどういう変動が起きて出来上がったかを研究している先生です。
教授によると、
元々は何もない海だった場所から、海底で何度も噴火を繰り返し陸上にプロメテウス火山が誕生したのではないか?というお話でした。
フォートレス・エクスプロレーションの近くにある火山の地層は、海底火山の地層(バームクーヘンのような地層)
海底火山の噴出物が海底に溜まり層となって出来る
その他のプロメテウス火山の注目ポイント
パホイホイ溶岩が手軽で安全にみられる
パホイホイ溶岩とはマグマが冷え固まって出来た岩のことだそうです。
東京ディズニーシーの中央にそびえるプロメテウス火山周辺には、 #パホイホイ溶岩 が!?フォートレス・エクスプロレーションの近くにあるので、みなさんもじっくり見てみてくださいね。#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/rTvP4pvDep
ミステリアスアイランドの中心地の火口湖
一番最初の火口はミステリアスアイランドの中心にある湖(=火口湖)で、
この火口湖こそがプロメテウス火山が噴火した原点と言われているそうです。
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STEP01①地下水で水とマグマが触れ合い火口が大爆発
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STEP02②大きな火口湖ができる
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STEP03③爆発の影響で火口場所が移動=現在のプロメテウス火山
その証拠と言われるのが、湖のほとりから上がる湯気。
サーモグラフィーで噴気孔の温度を測ると約90度もありました!
柱状節理
入り口にある柱状節理はマグマが冷え固まり体積が収縮してできる割れ目。
溶岩が飛んできて人にぶつからないように防護ネットまで!
プロメテウス火山から溶岩が飛び出したとしても、頑丈なネットが守ってくれるので安心です!
立入禁止となっている場所もあるのでご注意を。周辺には地質調査中のエリアもあるようですね。#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/Y8cyDLwRPK
建築士も唸るホテルハイタワー
アトラクション「タワー・オブ・テラー」の舞台になっているホテルハイタワーの創設者、ハリソン・ハイタワー三世は、強欲な性格で世界中のありとあやゆるものを手中に収めたがる人でした。
ハイタワー三世の強欲さがわかるポイント①
建築史家 倉方俊輔氏(大阪市立大学准教授)によると、通常建物は1つの建築様式を取り入れて作られるのですが、
ホテルハイタワーは外観を見ただけでも、
前の建物
ヴィクトリア様式、
ムガール様式、
ゴシック様式、
イスラム様式
後ろの建物
ゴシック様式
など、世界中の建築様式がみれる貴重な造りとなっているそうです。
ハイタワー三世の強欲さがわかるポイント②
ホテルハイタワーの入り口の上部にあるステンドグラスには、ハイタワー三世が地球を踏みつけている様子が描かれています。
ステンドグラスの文字の意味
THE WORLD IS MINE OYSTER,
(この世は牡蠣のようなもの。)
WHICH I WITH SWORD WILL OPEN
(私の剣でその貝殻を開けてみせよう)
シェイクスピアの作品「ウィンザーの陽気な女房たち」の
セリフの一部
ハイタワー三世の支配欲や野望が見事に表現されています。
まとめ
ディズニーのあまりの作り込みの深さに、驚愕と同時に感動でした。
何を突っ込まれても必ず答えが返ってくるほど、建築物一つ一つに意味があるんでしょうね・・・!
次回パークに行かれた時は、ぜひこの素晴らしい東京ディスニーシーの世界を堪能してください!